詩人、野口雨情

蜀黍畑(もろこしばたけ)

初出誌 : 「金の船」 大正9年6月
付曲 : 藤井清水、金田一春彦


お背戸の親なし
はね釣瓶

海山(うみやま) 千里に
風が吹く

蜀黍(もろこし)畑も
日が暮れた

鶏 さがしに
住(い)かないか。


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