【終了】特別展『北茨城ゆかりの絵画展 ー資料館収蔵品を中心にー』を開催します
日本画の巨匠として知られる横山大観は、日本美術院の創設者である岡倉天心や、
同じく日本画家の菱田春草、下村観山、木村武山らとともに五浦の地に移り住み、
線描を抑え空気や光を表現する没線描法を確立しました。今回の特別展では、
画題に富士山を好んでよく描いた大観の作品から、「霊峰不二」を展示します。
もう一人、北茨城ゆかりの画家に五百城文哉(いおき・ぶんさい)がいます。
文哉は、江戸末期から明治中期にかけて活躍した洋画家高橋由一に洋画を学び、
農商務省を退職した後、肖像画や風景画を描きながら、茨城や栃木など各地を遊歴しました。
今回の特別展では、文哉が北茨城市平潟町の鈴木主水屋敷に滞在した際に描いた「平潟港」を展示します。
大観の日本画と、文哉の洋画。彩色と油彩。北茨城ゆかりの2枚の絵画と、
それぞれの異なる技法を、心ゆくまでご覧ください。
【会 期】
令和4年2月9日(水)~令和4年5月8日(日)
【休館日】
月曜日(3月21日は開館、翌22日(火)が休館)
【主な展示品】
横山大観「霊峰不二」、五百城文哉「平潟港」 ほか
【料 金】
会期中、入館料は一律無料となります。